くしゃおじさんは、顔を「くしゃっと」縮める特異な芸で日本中の注目を集めた人物です。
その後、「水曜日のダウンタウン」に登場した二代目の活躍により、再び注目を浴びています。
本名は成田幸雄、初代は幼少期の事故が原因で顎関節が柔軟になり、顔芸を生み出しました。
一方、二代目は大東市在住とされ、歯がないことが仕組みの鍵となっています。
二代目はボブサップやコロッケとのにらめっこ勝負で勝利を収め、その実力を証明しました。
また、初代が「河野太郎に似ている」と話題になったことや、いつからこの芸が始まったのかなど、多くの興味深いエピソードがあります。
本記事では、初代と二代目の背景や仕組み、そして現在に至るまでの活躍を詳しく解説します。
この記事でわかること
- 初代と二代目くしゃおじさんの違いと特徴
- 顔芸の仕組みやその原因となった背景
- 初代と二代目の芸の活躍やテレビ出演のエピソード
- 二代目が現在も活動していることとその場所
くしゃおじさんの現在は?活躍する二代目
- くしゃおじさんの本名は?
- 水曜日のダウンタウンで二代目が話題
- 河野太郎に似ているとの声も
- ボブサップとのにらめっこ勝負
- コロッケに勝利した二代目の実力
くしゃおじさんの本名は?
くしゃおじさんの本名は「成田幸雄(なりたこうゆう)」です。
1920年に生まれ、1993年に73歳で亡くなった初代くしゃおじさんは、顔を短くするという特異な芸で日本中の注目を集めました。
この芸は、彼の幼少期と軍隊時代の二度の大きな事故がきっかけで可能になったとされています。
特に、小学校2年生の時に川で頭を打ち、後に軍隊時代に落馬して顔をぶつけたことで、顎関節が非常に柔軟になったとのことです。
一方で、彼の本職は浪曲師でした。
「桃中軒白雲(とうちゅうけんはくうん)」という芸名で活動しており、浪曲の世界でも一定の評価を受けていました。
また、群馬県の温泉地で妻と漫才コンビを組むなど、多岐にわたる活動を行っていました。
くしゃおじさんというニックネームが先行していますが、彼の芸能活動のルーツにはこのような多彩な背景があります。
ただし、彼の名声が一般に広がるきっかけとなったのは1970年代のテレビ出演でした。
特に、「東芝ファミリーホール特ダネ登場!?」に出演したことで、一般家庭に知られる存在となりました。
顔芸という特異な特徴だけでなく、成田幸雄としての芸能キャリアも多くの人に知ってもらいたい一面です。
水曜日のダウンタウンで二代目が話題
初代くしゃおじさんが1993年に亡くなった後、「二代目くしゃおじさん」がテレビ番組で話題となりました。
その存在が広く知られるようになったきっかけは、バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』への出演です。
この番組では、二代目が得意の顔芸を披露し、多くの視聴者に強烈な印象を残しました。
二代目くしゃおじさんとして知られるのは、瀧口光夫(たきぐちみつお)という方です。
彼の顔芸の仕組みは、初代とは異なり「歯がないこと」が影響しているとされています。
歯がないことで顔の筋肉を自由に動かせるようになり、初代に負けないインパクトのある表情を生み出しているのです。
これは視覚的なインパクトだけでなく、見た人に「どうやってそんなことができるのか」と考えさせる不思議さも伴っています。
また、番組内では、瀧口さんがモノマネタレントのコロッケや元格闘家のボブ・サップとのにらめっこ対決で勝利するという場面もありました。
このエピソードを通じて、彼の芸は単なる一発芸ではなく、コミカルでユーモアに溢れたエンターテインメントとして評価されています。
初代の独自性を引き継ぎながらも、新しい要素を加えた二代目の存在は、くしゃおじさんという文化を次世代に伝える役割を果たしています。
河野太郎に似ているとの声も
くしゃおじさんはその特異な顔芸の影響から、特定の人物やキャラクターと似ていると話題になることがあります。
その中でも、衆議院議員である河野太郎氏と似ているとの声がしばしば挙がります。
特に、眉毛の濃さや口元の表情が似ていると感じる人が多いようです。
この類似性が話題になる理由としては、くしゃおじさんの顔芸が極端にデフォルメされた表情である一方、河野太郎氏もユーモアを交えた表情が得意であることが挙げられます。
公の場で冗談を交えたり親しみやすい笑顔を見せる河野氏の表情が、くしゃおじさんの印象的な表情と重なり、視聴者に「似ている」と感じさせるのかもしれません。
このような話題は、くしゃおじさんがいかに日本文化に根付いた存在であるかを示しています。
ただの芸人ではなく、そのキャラクター性が幅広い層に受け入れられ、政治家や漫画キャラクターなど、さまざまな人々との関連で話題にされる点は特筆すべきことです。
この現象を通じて、くしゃおじさんが持つ独特な魅力が改めて浮き彫りになっていると言えるでしょう。
ボブサップとのにらめっこ勝負
二代目くしゃおじさんの名が世に広く知られるようになったきっかけの一つが、元K-1ファイターであり、圧倒的な存在感を誇るボブ・サップとの「にらめっこ勝負」です。
この一戦はバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』で放送され、多くの視聴者に衝撃を与えました。
ボブ・サップと言えば、筋骨隆々の体格とユーモアあふれるキャラクターで知られる人物であり、その表情も非常に豊かです。
そんな彼と対峙する二代目くしゃおじさんは、プレッシャーを感じるどころか、独特の顔芸を駆使して勝利を収めました。
この対決が注目されたのは、二人の対比が視覚的に面白かったことが一因です。
ボブ・サップの大柄な体型に対して、小柄で年配の二代目くしゃおじさんが挑む姿は、それだけで興味を引きます。
しかし、真の見どころは二代目が披露した「顔を縮める」芸にあります。
この芸は、視覚的なインパクトが大きいだけでなく、見た瞬間に笑いを誘う即効性も持っています。
そのため、ボブ・サップでさえ表情を崩してしまい、勝負の決着がつきました。
この勝利は、二代目くしゃおじさんが単なる「一発芸人」ではなく、観る者を引き込む高度なエンターテイナーであることを証明しました。
視聴者にとっては、ただの笑い話ではなく、二代目のパフォーマンスの奥深さやプロフェッショナルな姿勢を感じる機会でもあったのです。
コロッケに勝利した二代目の実力
にらめっこの強者として知られるモノマネタレント・コロッケとの対決も、二代目くしゃおじさんの実力を示した名場面の一つです。
コロッケはモノマネだけでなく、そのユーモアあふれる表情や瞬時に笑いを引き出す技術で長年活躍してきたタレントです。
そんな彼を相手に二代目が勝利したという事実は、多くの人に驚きを与えました。
コロッケとの勝負は、二代目がただの「笑いを取る人」ではないことを示しています。
二代目の芸は、その場の空気を読み取り、相手の表情や反応を計算しながら繰り出されるものです。
そのため、単純にインパクトだけで勝負するのではなく、見ている人に「次に何をしてくるのだろう」と期待させる余裕も感じられます。
この計算されたパフォーマンスが、モノマネの達人であるコロッケ相手にも通用した理由の一つでしょう。
また、この対決の裏には、二代目が長年培った「観客を楽しませる技術」があります。
初代くしゃおじさんのように、顔芸だけに頼るのではなく、その芸をさらに進化させた点が、コロッケを笑わせ、にらめっこで勝利を収める鍵となりました。
このような背景を知ると、二代目くしゃおじさんの芸が持つ奥深さと、エンターテイナーとしての努力をより深く理解できるでしょう。
くしゃおじさんの現在は?仕組みと原点
- 病気や仕組みの原因とは?
- くしゃおじさんの芸はいつから始まった?
- 大東市在住とされる二代目の情報
- 顔芸の仕組みはどうなっているのか?
- 初代と二代目の違いを徹底解説
病気や仕組みの原因とは?
くしゃおじさんが顔をくしゃっと縮める独特の芸を披露できた理由には、彼の幼少期と軍隊時代に遭遇した二つの大きな事故が深く関わっています。
まず、小学校2年生のときに川へ飛び込んだ際、川底で頭を打ち顎を外してしまいました。
この事故が原因で顎関節が損傷し、非常に柔軟に動かせるようになったとされています。
その後、軍隊時代には落馬事故によって顔を地面に打ちつける出来事がありました。
この二つの事故が重なり、彼の顎関節は通常では考えられないほど自由に操れるようになったのです。
また、顔芸を可能にした背景には、骨格や関節の特異性も挙げられます。
彼自身が努力を重ね、顎を外す動作を訓練した結果、顔全体を縮めるような動きが可能になりました。
これには、一般的な顎関節症とは異なり、関節の柔軟性が際立っていたことも関係しています。
顎関節症の症状に悩む人が多い中で、彼のように関節を自在に操れるケースは極めて珍しいと言えるでしょう。
この仕組みは単なる生まれ持った能力ではなく、事故による変化と本人の試行錯誤の積み重ねによって形作られたものです。
くしゃおじさんの芸は、こうした背景があったからこそ実現したと言えます。
くしゃおじさんの芸はいつから始まった?
くしゃおじさんの顔芸が注目されるようになったのは、1970年代に入ってからのことです。
それまでは、彼は本業の浪曲師として活動しており、桃中軒白雲という芸名で地方の舞台に立っていました。
この顔芸自体は、事故による顎関節の柔軟性を活かした一発芸として、自身の個性を際立たせるために始めたものでした。
転機となったのは、テレビ番組『東芝ファミリーホール特ダネ登場!?』への出演です。
当時、この番組のプロデューサーが偶然彼の芸を見つけ、テレビで披露する機会を与えました。
この出演がきっかけで、顔をくしゃっと縮める芸が広く知られるようになり、全国的な注目を浴びるようになったのです。
その後、バラエティ番組やテレビドラマに出演し、多くの視聴者に親しまれる存在となりました。
特に、視覚的なインパクトが強いこの芸は、瞬時に笑いを生み出す力があり、彼の代名詞として定着しました。
これにより、浪曲師としての活動だけでなく、一発芸人としても広く認知されるようになったのです。
大東市在住とされる二代目の情報
二代目くしゃおじさんとして知られる瀧口光夫(たきぐちみつお)は、大阪府大東市に住んでいるとされています。
初代のくしゃおじさんが亡くなった後、その顔芸を継承する形でテレビに登場し、「二代目くしゃおじさん」として注目を集めました。
特に、バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』での出演が彼の名前を広めるきっかけとなりました。
瀧口さんは、初代とは異なる仕組みで顔芸を行っています。
彼の場合、歯がないことが顔芸を可能にするポイントとされています。
歯がないことで口の中のスペースが広がり、顔の筋肉を自由に動かせるようになっているのです。
この特徴を活かし、顔を極端に縮めるパフォーマンスを披露しています。
また、瀧口さんは地元大東市でも親しまれる存在で、日常生活の中でもユーモアあふれる人柄が伝えられています。
テレビでのパフォーマンス以外にも、地元イベントや交流の場に姿を見せることがあるとされています。
二代目としての活動を通じて、くしゃおじさんという文化を次世代に伝える役割を担っていると言えるでしょう。
このように、彼の芸と存在は、地元から全国へと広がる親しみやすさとエンターテイメント性を備えています。
顔芸の仕組みはどうなっているのか?
くしゃおじさんの顔芸の仕組みは、単なる表情の動きではなく、彼の身体的特徴と特殊な技術が大きく関わっています。
初代くしゃおじさんの場合、小学校時代と軍隊時代に起こった二度の事故が影響しています。
川で頭を打ったことで顎を外す習慣がつき、その後の落馬事故で顎関節がさらに柔軟に動かせるようになったとされています。
このような背景が、顔を瞬時に縮めるという特殊な芸を可能にしました。
仕組みの具体的なポイントは、顎関節の柔軟性です。
通常の顎関節症とは異なり、顎を意図的に外す能力を持つことで、顔の骨格を一時的に変形させることができます。
この動きによって、顔を「くしゃっと」縮める印象的な表情が完成します。
また、この能力は偶然だけでなく、本人の訓練や試行錯誤によって確立されたものでもあります。
顔芸を完成させるまでには多くの努力が積み重ねられていたと考えられます。
一方、二代目くしゃおじさんの場合は異なる仕組みが働いています。
二代目は歯がないことで口内の空間が広がり、顔の筋肉を自在に動かせるようになりました。
この物理的な特徴が、顔を極端に縮める動作を可能にしているのです。
また、表情筋を巧みに操作する能力も備えており、初代とはまた違ったアプローチで顔芸を披露しています。
このように、初代と二代目は異なる身体的特徴を活かして、それぞれ独自の方法で顔芸を行っています。
初代と二代目の違いを徹底解説
初代と二代目のくしゃおじさんには、芸のアプローチや身体的特徴に明確な違いがあります。
初代くしゃおじさんは、二度の事故をきっかけに顎関節が柔軟になり、それを活用した芸を確立しました。
彼の芸の特徴は、顎を意図的に外すことで顔を一時的に縮める動きにあります。
この独特な芸は、視覚的なインパクトが強く、瞬時に観客の笑いを誘うものでした。
一方、二代目くしゃおじさんは、歯がないことを活かして顔の筋肉を自在に操るという方法で顔芸を披露しています。
この違いは、身体的な構造の違いに起因しており、初代が事故の後遺症を活用したのに対し、二代目は元々の身体的特徴を活かしている点が異なります。
また、二代目は初代の芸を模倣するだけではなく、テレビ番組やイベントで対戦形式のにらめっこを取り入れるなど、新しい要素を加えています。
さらに、初代は本業の浪曲師としての一面を持ちながら、くしゃおじさんとして活動していましたが、二代目は純粋に顔芸の継承者としての役割を果たしています。
そのため、二代目の活動は初代の伝統を引き継ぎながらも、エンターテイメント性を強調した方向性が特徴的です。
くしゃおじさん現在の活躍とその特徴まとめ
- 初代くしゃおじさんの本名は成田幸雄
- 1970年代に顔芸で一世を風靡した
- 幼少期と軍隊時代の事故で顎関節が柔軟になった
- 初代は浪曲師としても活動していた
- 妻と漫才コンビを組んでいた時期がある
- 二代目は『水曜日のダウンタウン』で話題となった
- 二代目くしゃおじさんは瀧口光夫という人物
- 二代目は歯がないことを芸の仕組みに活かしている
- 初代は事故の後遺症を芸に取り入れた
- 二代目はイベントやテレビで活動している
- 河野太郎との顔の類似が話題になったことがある
- ボブ・サップとのにらめっこ対決で二代目が勝利した
- コロッケとのにらめっこ対決でも二代目が勝利した
- 初代は浪曲師、二代目は顔芸特化で活動している
- くしゃおじさんという文化が次世代に継承されている